こんにちは。サックス奏者の堀江有希子です🎷
昨日は終業後、新幹線に飛び乗り大阪へ。
というのも、大学の同期であるクラシック・サックス奏者 妹尾寛子ちゃんと後輩の濱地恵梨子ちゃんがコンサートを開催するというので向かったわけです。
案の定、アンコールしか聴けない到着時間になってしまいましたが、どうしても行きたい訳が。
私の最初のサックスの先生 石田智子先生 と共演するというのだから!
厚かましくも打ち上げに参加させてもらったのですが
学生時代や卒業後すぐの私には、雲の上の存在の先輩方が勢ぞろいで、その当時お世話になっていた楽器店の方々も変わらずお揃いで、半数以上の方と10年ぶりにお会いでき本当に嬉しかったです。
同期も後輩もたくさん来ていて、もうまさに学生時代の打ち上げと変わらないそれで懐かしかったです。
変わったことといえば、私がクラシック音楽から離れたことと、昔みたいな緊張感が無くなったということ。
あぁ、楽しかった。
初めての師匠
少し石田智子先生のことを。
高校生の頃、淡路島の学生を集めたクリニックの講師で来て下さったのが石田先生でした。その後、音大受験を決め個人レッスンに通う事になったのです。
一人でドキドキしながら橋を渡り電車に乗り三ノ宮まで通ったものです。(注:淡路島に電車は通っていません。)
先生がいなければ私の音楽を志す道は選択肢になかったかもしれません。
「人生には何があるかわかりませんが、出来る時にやることが大事です。又こうやって演奏できたことが幸せでたまりません。今日は何度もこみ上げてくるものがありました。」
と、打ち上げの時に挨拶された先生。
そこに集まった関係者は事情をよく知る人ばかりで、みんながそれぞれにその言葉をぐっと噛み締めたことと思います。
そこに私がいるのは場違いだったかもしれないけど、とにかく先生にお会いしたかったからいいのです。
演奏を聴けなかったのが心残りで仕方ないのですが、
ご無沙汰していた私に、多くは語らず頭を撫でて下さったのが
いつまでもどんなことがあっても変わらない先生で言葉になりませんでした。もう胸がいっぱいです。
今度はゆっくり会いに行こうと思います。
今回の立役者
そしてもう一人会いたい人が。大学同期の、北野真依子ちゃんです。
彼女は現在、ヤマハ大阪なんば店に勤務しており今回のコンサートを主催する側の人です。ここ最近、方々から彼女の評判を耳にし誇らしい気持ちでいっぱいだったので、そのことを話したかった!
同期の頑張っている話や、活躍は本当に励みになります。
彼女は石田先生・篠原先生とずっと同じ門下で高校生の頃から同じように辿って来たわけで、すぐにフラッシュバックしましたよね。
そして、変わらない(笑)
そんな彼女の人柄と相手を思いそれを周りの人に広げたいという純粋な思い、そして実行力が実績となって評価されているのがよくわかりました。(彼女を信頼し、承認してくれる上司や同僚にも恵まれてるんだろうね♡)
主催者の思いとそれに応えられる奏者
そんな彼女とヤマハなんば店の皆さんの思いは、お客様に配られた挨拶文にも込められています。
それを読み、感動のあまりこれを書いている今、泣きました。
紹介させていただきます。
「日々生活していると、予期せぬことが起こります。
時には、病に冒されることや、自然災害など
昨日までの日常が瞬く間に違う日常になることがあります。
悪いことばかりでなく、良いことも同じ数だけ起こり
時には奇跡も起こります。
サクソフォンという楽器に出会えたことで
たくさんの縁に巡り合うことができ、
いい時も悪い時も奇跡が起きた時も
キラキラした楽器と共に日々過ごしている皆さんをみて
このコンサートを企画しました。
~中略~
大切な人の幸せを願う誰もがだれかのサンタクロース。
素敵なクリスマスを・・・」
企画運営側も演者も双方がお互いを思い汲み取っている温かさで終演するコンサートはなかなか無いと思います。
それはお客さまにも伝染し必ず伝わっているだろうし。
素晴らしいですね。
関係者の皆さま本当にお疲れ様でした!!
自分が過ごし育った環境に触れて
来年は、もっと関西に帰ってきて
関西でできることもたくさん探してお世話になった人の力になれることもしたいし、色んな人に会っていきたいなと思いました。
大阪で過ごした10年はかけがえのないものだと、ゆっくりじんわり私の中に染み渡りました。
みなさん、ありがとうございました。
Lots of LOVE … YUKIKO HORIE Saxophone
“サンタからの音くりもの〜私が大阪で過ごした10年は宝物〜” への1件の返信